つれづれテレビ

刑事ゼロ 最終回 刑事の罪と誰かに罪を与える権利とは?

 

最終回となる第10話。先週から引き続きの話ですが、真犯人は誰なのでしょうか?そして時矢の記憶は果たして戻るのか?

 

「刑事ゼロ」概要

テレビ朝日系列木曜21時「木曜ミステリー」枠で放映中の「刑事ゼロ」。

記憶喪失になった時矢暦彦(沢村一樹)が、相棒の佐相智佳(瀧本美織)と一緒に事件を解決していくストーリーとなっています。

主なキャスト

 

第10話ゲスト

高橋光臣今野浩喜・粟島瑞丸・南 果歩

 

あらすじ

 

 ネットニュースの記者である外山が自殺し、部屋を調べるとこれまで5件の事件は全て自分が起こした犯罪で、能見に罪をなすりつけたという遺書が出てくる。これが事実だとしたら能見は誤認逮捕となってしまう。

そんな時にネットでこの遺書が公開されてしまう。ことの真意が分からないまま、能見は処分保留となり、釈放されてしまう。能見が自殺する直前に告げた言葉が分かれば、この後能見が起こす犯行が分かるかもしれないと、懸命に記憶を呼び戻そうとする時矢だが、なかなか思い出せない。

その頃、能見がいた留置所の看守から連絡があり、壁に彫られた文字の意味がタロットカードの番号であることがわかる。そこにはまだ起きていない第六の犯行を示す13の番号が彫られていた。

 

見どころと感想

真犯人が誰なのか?一転二転するお話でした。また、なぜこの一連の犯罪は起きたのか?実行した者たちそれぞれの理由は救済でした。

彼らの共通点は犯罪被害者であり、犯罪者が罰せられることなく死亡してしまっています。やり場のない怒りや悲しみを抱えて生きることから、救って貰いたいと思って実行します。

 

贖われることのなかった罪に“罰”を与えること

それこそが唯一この世界を正しい方向に導く秩序となる

大切な人を奪われた者は、その相手に罰を下すことが許される

しかし罰を下すべき相手がその前に死亡した場合、
あなたには“誰かに罰を与える権利”が一つ付与される

二人なら二つの権利…
相手は誰でもいい、数こそが秩序であるのだから

 
これが彼らの「ルール」です。

それに従い、彼らはそれぞれ行動をします。

 

  • 能見は母親と姉二人を殺され、犯人は近所の山に逃げるが、逃げ切れないと判断して自殺=権利3(7戦車・3女帝・12吊るされた男)
  • 外山の両親はトラックとの事故で死亡し、事故を起こした運転手も病院に運ばれてその事故が原因で死亡=権利2(6恋人・16塔)
  • 藤林は通り魔事件で旦那が死亡し、駆けつけた警官により射殺されて犯人は死亡してしまう=権利1(13死神)
  • 草葉はストーカーに妻と娘を殺され、犯人はその後に死亡している=権利2(2女教皇・?未遂)

 

能見は時矢をビルから落とす前、こういいます。

 

司法警察の役割は殺人者を追い詰め

殺人者を裁き殺人者を吊るす事だろ。

なのに人殺しを 全て もれなく捕まえ

法の前に引き出せないなんてどんだけ無能なんだよ。

俺たちを生んだのは…あんたたち 刑事の罪なんだよ。」

 

これは本当に警察の罪なのか?憤りをぶつけることができない犯罪被害者としては、どこかに感情をぶつけたいと思うのは仕方がないのかもしれません。

しかし、能見や草葉はむしろ「数の秩序」を優先し、犯罪を起こすことに意味を見出していたような気すらします。

 

警察が犯人を捕まえられない×犯罪被害者が復讐する=刑事の罪

 

こういった方程式の下、彼らは犯罪を正当化しますが「権利」を持っている人に、自らを「救済」して貰うために罰という形で殺して貰います。

この理屈でいくと、彼らが殺した(殺されても仕方がない犯罪者)の近辺の人が、今度は「権利」を得ることになります。草葉がその人たちを除外するなら別ですが、そうでなければ、世の中は全て「権利」持ちになりそうな予感です。 

刑事ゼロというタイトルに引っ張られ、タロットの意味の予想を先週したものの、結局使われたのはパスワードとしてでした。マヌケな予想でした。
余談ですが、今回の話に登場した事柄を少し調べたので記載しておきます。

 「郵便配達員は物語に登場していても、印象に残らない存在として容疑者からは外される」はブラウン神父シリーズの「見えない男」。

「歴史は繰り返す 一度目は 悲劇として 二度目は喜劇として」はカール・マルクスの言葉。

 

まとめ

今回で刑事ゼロは終わりです。が、恐らく次のシーズンがあるような気がします。そんな感じの終わり方でした。テレビ朝日のドラマは本当にコンテンツを育てるのが、他局よりも上手だなと思います。原作付きの話を基本的にはやらず、優秀な脚本家の人を押さえれるというのが条件だとは思いますが。
このドラマが次シーズンあるなら、自分は見ようと思いました。ちぐはぐなところもあったりはしますが、平均値が高い内容だと感じました。

 

今回のいいセリフ

そこに罪がある限り…俺たちは刑事で居続けるしかないんだ。

相棒17 19話 さようなら月本幸子(後編)

先週の話から引き続く今週の話ですが、月本幸子の運命はどうなるんでしょうか?来週で最終回となる相棒のラス前を見ていってみましょう。

 

「相棒」概要

テレビ朝日系列水曜21時に放映している「相棒」。

警視庁特命係の杉下右京と冠城亘の二人のコンビが、些細な証拠や違和感から推理を巡らせて犯人を追い詰めていくストーリーとなっています。

主なキャスト

 

第19話ゲスト

浦上晟周・鶴田忍・長谷川ティティ

 

あらすじ

 

彬を信じている幸子は右京と話すがすれ違い、連絡があったら伝えて欲しいと言われても、幸子は約束できないといって断ってしまう。

右京は彬と淳が所属していた私設のバスケットチームのコーチに話を聞きにいく。そこは家庭の環境で金銭的に困っている子供たちが、お金を気にせずバスケットを楽しめるチームだった。右京とコーチが話していると、そこにいる子供の一人が「ダディさん?」と右京に問いかける。疑問に思った右京がコーチに問うと、ダディさんというのは、このチームにお金を寄付してくれるいわゆる足長おじさん的な人物らしい。

その頃冠城は彬の母親のところに養育費が振り込まれ始めたことの裏を取りに、父親のところへ行く。そして再び右京と冠城の二人で、シナトラのリサイクルショップへ行き、彬がなぜあのノートを手にすることになったのかを聞き込みに行く。

幸子は彬と二人で車中で落ち合い、彬の頼みを聞いて母親と会ったことを伝える。礼を言って出て行こうとする彬を幸子は引き止め、今度は自分の頼みを聞いて欲しいと告げるのだった。

 

見どころと感想

今回で月本幸子は花の里の女将を辞めてしまいます。ただ、死んだり犯罪を起こした結果辞めるわけではなく、自分の意思で辞めることに決めました。理由は彬やその他の辛い思いをしている子供たちを実際に助けるために資格を取り、ちゃんと関わる仕事に就いてそばに居てあげたいということでした。右京さんは幸子が全て告げる前に、わかっていたと言って温かく見守ってあげます。

この終わり方の場合、スペシャルなどで少年関係の話があったりした際、また出てきたりするかもしれません。いずれにしても死亡や逮捕などで終わりではなかったので、一安心しました。

 

最後に歴代相棒の映像が差し込まれ、幸子が今現在に至るまでの歴史を軽く振り返るシーンが出てきます。ラストのテロップでも回想出演ということで、各相棒の名前がちゃんと記載されていました。ラストの鈴木杏樹さんの涙は演技というよりも、長年一緒にやってきた思い出が凄く伝わってきて良かったです。

 

 

展開予想

来週は最終回で、2時間スペシャルとなります。話がまた大きそうな話ではありますが、右京さんと冠城コンビがいかにそこに辿りついて、事件を解決していくのか楽しみです。

 

今回のいいセリフ

あなたの門出に幸多からん事を。

後妻業 8話 特命係長 只野仁VS三味線屋の勇次

小夜子と舟山の関係は?そして舟山の正体とは?朋美と柏木の関係はどうだったのでしょうか?ラス前の第8話を見ていってみましょう。

 

「後妻業」概要

フジテレビ系列火曜21時に放映している「後妻業」。

年老いた独身男性と結婚して、その遺産を貰うことを生業としている小夜子と一緒に組む結婚相談所の柏木。小夜子の結婚相手の娘である朋美は探偵の本多と組んで、遺産を守るべく二人と戦うストーリー。

主なキャスト

原作:「後妻業」黒川博行(文春文庫刊) 

主題歌:「冬の花宮本浩次

第8話ゲスト

中条きよし・松尾諭

 

あらすじ

 

 舟山(中条きよし)に入れあげている小夜子(木村佳乃)をよそに、柏木(高橋克典)は舟山のことを新井(河本準一)に調べさせていた。すると、舟山の資産は全て嘘だと判明し、詐欺師であることがわかる。小夜子を呼んでそのことを告げるが、小夜子は聞く耳を持たない。事務所に置いてあった朋美(木村多江)のイヤリングを見つけ、逆に柏木に嘘が下手だと言い捨てて出ていってしまう。

朋美はパートナーと別れて一人事務所にいたところ、東京へやってきた小夜子が訪ねてくる。小夜子は部屋に上がりこみ酒を飲みながら朋美に絡むが、朋美は言い返す気分にもなれずノリが悪いと言われてしまう。柏木と寝たのかどうかを問いかける小夜子、朋美ははぐらかして逆に小夜子をからかう。あまりにいつもと違って元気のない朋美に、小夜子は「元気がないとつまらない」と朋美に告げる。

 

見どころと感想

小夜子と朋美は歳が同じということもあって、なんとなく話しやすい存在にお互いなりつつあります。小夜子は心許せる友人のようなものも、後妻業という仕事柄いるはずもありません。また、朋美は朋美で身近な人物の裏切りにあい、それをグチる相手もいなかったようです。そんな二人が罵り合いながらも、知らず友情めいたものが生まれていたというのも面白かったです。

 

今回のみどころは柏木VS舟山です。柏木と小夜子の関係の話ももちろんいい話です。ちょっとしたVシネマみたいな二人のやりとりが、このドラマの雰囲気を盛り上げてくれます。

表ではダンディーな男で通している舟山ですが、自宅はいたって普通の部屋で生活観がありまくりです。電気ストーブに一升瓶、自宅での私服は腹巻!普通のオッサンぽさが出ていていいです。そんな舟山股間を思いっきり蹴る柏木、原作の舟山の設定から考えると、股間を蹴るのは重要です。二度と使いもんにならないようにとのことでした。

 

今回の話で思ったことは、本来好きなもの同士が一緒にならないと、その周りの人から恨みなどを買ってしまうという展開でした。

 

 

展開予想

来週はいよいよ最終回です。予告を見た感じですと、柏木・舟山の息子・本多の三すくみの関係になるようです。また、小夜子が息子に殺害されてしまうのか?なんて感じのシーンがありました。そして朋美はどうなるんでしょうか?最終回も楽しみに見ていきたいと思います。

 

今回のいいセリフ

二度と小夜子に近づくな。あいつは俺の大事な連れや。

トレース ~科捜研の男~ 10話 青酸カリを飲んでも歩め

 来週で最終回を迎えるトレースですが、今までの伏線をちゃんと回収しきれるでしょうか?それでは見ていってみましょう。

 

 

「トレース ~科捜研の男~ 」概要

フジテレビ系列月曜21時「月9」枠で放映している「トレース ~科捜研の男~」。

科学捜査で得た証拠を重視する科捜研所属の真野礼二と、勘や主観といった非科学的なものをメインに捜査する虎丸良平が、対立しながらも解決していくストーリー。

主なキャスト

第10話ゲスト

上杉柊平柾木玲弥袴田吉彦萩原聖人

 

あらすじ

 早川(萩原聖人)が唯一行方が分からなかった教え子の一人が、事故死をしたテニスプレイヤーの原田恭一(上杉柊平)と春日部芳彦(柾木玲弥)が所属する実業団チームのオーナー佐保優作(袴田吉彦)だということが分かる。佐保はかつて真野の兄をイジメていた主犯グループの一人であった。

ラボで仕事をしている真野の元に虎丸がやってきて、「武蔵野一家殺人事件」に対する協力を申し出る。真野はノンナにバレたくなく、最初は知らないフリをするが、虎丸がノンナに全て話したことを詫びる。すると真野はノンナに向かって「出て行け」と告げ、虎丸と二人で話をし共に事件を洗い出していくことにする。

捜査に加われないノンナであったが、真野のために今自分が出来ることをしようと思い、独自に原田の事件の捜査を始める。

 

見どころと感想

真野と虎丸が共闘して捜査をし始めます。ただし、ノンナは真野から冷たくあしらわれて捜査に参加させて貰えません。しかし、ノンナ独自に捜査をして、真野に協力をします。そして当初は諦め気味だった海塚も協力し始め、みんなで「武蔵野一家殺人事件」の調査をしていきます。また、真野の姉のお腹にいた胎児の父親が誰かはわかりませんが、殺人事件を起こした人物と同一の可能性があるとこまではわかります。

 

今回の被害者である原田の設定が色々面白いです。人知れずテニスをやるために洋品店の外にある看板を持って廃工場へ行き、その土台で地面を慣らしてはまた元に戻すという作業をします。その廃工場にはそういったものはなかったのかも知れませんが、テニスのスイングをするだけで痛そうな肩でよく持っていったなとは思います。

更に青酸カリを飲んだにも関わらず、300mもフラフラしながら歩いていく原田。意識が混濁していたとはいえ、他人に助けを求めるでもなく、ただひたすら夜道を進んでいきます。階段から落ちなければ更に進んでいたかも?きっと、致死量ではなかったのかもしれません。

また、試合前の春日部に状況を説明するんですが、春日部はその後試合をしたんでしょうか。一切その話がなく、謝罪会見になってしまうので分かりません。

昨日放送の「必殺仕事人2019」に引き続き出演の袴田吉彦さん、最近は悪役振りが板についています。しかも、すごい悪者というより小物的な悪者が多く、それがまた彼らしくていいです。

 

展開予想

次回はいよいよ最終回です。90分スペシャルで放送するらしいですが、全ての伏線を回収することができるのか?果たして真犯人を捕まえることはできるのか?楽しみにしてみてみたいと思います。
 
今回のいいセリフ

君は本当にそれでいいのか?

 

イノセンス 冤罪弁護士 8話 再審という開かずの扉は開くのか?

 

前半の捜査と後半の実験の二部構成になっているこのドラマ。今回は和歌山毒カレー事件辺りなのか、毒物混入事件が元ネタとなっています。それでは、見ていってみましょう。

 

 

イノセンス 冤罪弁護士」概要

日本テレビ系列土曜22時「土曜ドラマ」枠で放映している「イノセンス 冤罪弁護士」。

冤罪事件を主に扱う弁護士が、大掛かりな実証実験をすることで無実を証明し、99.9%の壁に立ち向かっていくストーリーとなっています。登場人物の苗字がみんな温泉な共通点があります。

主なキャスト

 

第8話ゲスト

片岡鶴太郎星野真里酒井美紀

 

あらすじ

 

黒川と和倉の元に有馬が来て24年前に起きた事件で死刑判決を受けた、式根の冤罪を晴らして欲しいと依頼される。有馬と式根は手紙のやりとりを続けている間に、式根が癌に侵されていることが分かる。その事件は直接的な証拠はなかったが、自供と状況証拠で有罪判決を受けていたのだった。更に再審を過去に4度申請したが全て棄却されていた。次の再審請求が最後のチャンスになるので、慎重に過去の事件を振り返っていくと分かる新たな事実。引き当たり捜査の写真に違和感を覚えて秋保に調査を願うと、撮影された写真は捏造されたものであることが分かった。しかし、これだけでは勝訴を勝ち取ることは難しいし、事件を蒸し返して喜ぶ人間ばかりじゃないと秋保に釘を刺される。


再審に向けて有馬は大々的に報道をするが、式根の娘である玲子は再びマスコミに追い回されてしまう。死刑囚の娘として過ごしていた玲子は、蒸し返されたことで職場や近所の人からもまた好奇の目に晒される。それに怒りを覚えた玲子は弁護士事務所に来るなり、そこに居合わせていた有馬の頬を張る。中途半端な正義感で人の人生を振り回すなと怒りを露わにして出て行く。その言葉にかつて秋保の妹の事件の時にも言われたことを思い出し、秋保を呼び出して二人で居酒屋で飲む。真実・報道・正義・被害者遺族、その間に挟まれることに葛藤する有馬。秋保はそんな有馬へ向かって秋保なりの慰めの言葉をかける。


一方、獄中の式根が倒れて医療刑務所へと緊急搬送される。そこへ駆けつけた黒川と和倉は、式根が「拘禁反応」により記憶が混濁していることを知る。長年拘禁されていたことで、精神的に疲弊してしまったことが原因だった。そのことに激しく憤る黒川、かつて自分の幼馴染を救えなかった時と重ねる。

 

 

見どころと感想

 

 今回の話は非常に考えさせられる内容でした。冤罪が起きる原因は検察や警察だけでなく、平穏な日々を取り戻したいがための個人の無責任さや、根拠のない憶測だけの報道など、そういった全てが合わさって生まれるという内容でした。

よく黒川は質問に対し「わかりません」と答えます。わからないものはわからないと、ハッキリと告げるシーンが過去回でもあります。知ったようなフリをしたり、事実とは違う話を混ぜたり、面倒だから適当な話をするのは、日常の会話ならともかく、人一人の人生が左右される可能性がある事件の証言などでは、すべきではないと身が引き締まる思いの話でした。

見どころはやはりラストシーンだと思います。父親と娘が長い時を経て面会をするシーンは、和倉も思わず涙ぐんでいました。失われた時間を取り戻すことはできないといってしまえばそれまでですが、最終弁論的な部分で黒川も言いますが、未来まで奪うことは許されてはなりません。

今回は人によっては後味の悪い回だと思います。実行犯が既に死んでいて捕まえることが出来ないというのが、なんとも言えない気分にさせます。

 

 

展開予想

予告を見る限り、秋保の妹の事件と同じ状況の事件が起きるようです。そして和倉が刺されてしまうようです。秋保の妹の事件は仮に真犯人が捕まったとしても、冤罪であった黒川の幼馴染は自殺していますし、秋保の妹も亡くなっているので、やっぱりなんとも言えない気分になるような予感はします。
 
今回のいいセリフ

甘えるな、感情と理屈は別だ。

 

メゾン・ド・ポリス 9話 内通者は誰だ?

今回はラス前のため、最終回に続く話となっています。メゾン・ド・ポリスのメンバーはどうなってしまうのでしょうか?ひよりの父の真相は果たして?

 

 

「メゾン・ド・ポリス」概要

TBS系列金曜22時「金曜ドラマ」枠で放映している「メゾン・ド・ポリス」。

新米刑事のひよりが「メゾン・ド・ポリス」という名の元警察官達が住むシェアハウスへ行き、一緒に事件を解決していくストーリーです。

主なキャスト

 

第9話ゲスト

佐野史郎中野英雄東風万智子・住田萌乃

 

あらすじ

 高遠建設のことを調べていくと分かり始めた事実は、高遠建設は暴力団の青戸組のフロント企業である青幸興行という会社と関わりがあるということだった。高遠建設の野間仁(佐野史郎)は青幸興行の大黒毅(中野英雄)と組んで不正会計を行い、それに関わっていた市野沢と池原が口封じのために殺されたのではないかと見立てをする。

市野沢の妻に会いにいって話を聞くひよりだが、中々詳細を話してくれない。ひよりは名刺を残していき、一旦はその場を離れる。その後、市野沢が死ぬ前に飲んでいたバーへと向かい、そこが青幸興行の息がかかっている店だと知る。夏目はワザとバーテンに絡んでから店を後にする。すると、店の外へ出た途端に暴漢に襲われる。その男は青幸興行の傘下にいる半グレ集団の男だった。

 

見どころと感想

 ラストに向かって話が色々進みます。高遠建設と暴力団の繋がりや、それにまつわる経理関係の話。その結果、経理部の二人が亡くなり、そのことを伝えようとした人まで巻き込まれます。更にはメゾン・ド・ポリスの面々がバラバラになってしまい、再び集結することが出来るのかどうか。

出だしに刑事課で協力して犯人を逮捕するシーンがありますが、ひよりが最近仕事が早いことを揶揄して男でもできたんじゃないかと、新木が原田に話しています。すると、原田が少々ひよりのことを気になっているような様子を見せます。

捜査会議という名の視聴者のための登場人物を整理してくれるんですが、ホワイトボードに写真を貼るためのマグネットが可愛いです。野間にはショートケーキで、大黒のところにはお寿司の玉子という、どういう選定なのかは分かりませんが面白かったです。

また、過去にひよりのことを慰めてくれた刑事がいるらしいんですが、その人物は顔も映らず出てきません。最終回で出てくるんでしょうか?それとも名も無き人のままなのでしょうか?ちょっとよく分かりませんが、そこら辺も注目してみたいです。

そして、裏帳簿はどこにあるのか?市野沢の妻はそのヒントとして写真といいます。その写真はひよりが絵のコンクールで賞を獲ったときの写真です。裏帳簿はその絵か、賞を獲った時に貰った賞状の額縁とか、何かそういうところに隠されているのでしょうか?

 

ロケ地

ひより・夏目・迫田の三人が行ったバー

 

野間が食事していた鉄板焼

 

野間と伊達がチェスをしていた場所

 

展開予想

次回は最終回となります。謎が全て解明されるのか?犯罪に関わった者がちゃんと逮捕されるのか?一話で全てをまとめるのは難しいかもしれませんが、最後はスッキリと全て解決して終わるのを期待して見ます。
 
今回のいいセリフ

ずっと休んでるとな、気づいたときには動けなくなっちまってる。後悔はするなよ。

 

スキャンダル専門弁護士 QUEEN 9話 氷見と与田はダブル浅野?

今回は多分ラス前ということもあって、今まで以上にクライアントの要望である事態の沈静化への手段が激しくなっています。氷見はどうなるのか?与田との仲は戻るのか?それでは見ていってみましょう。

 

 

「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」概要

フジテレビ系列木曜22時「木曜劇場」枠で放映中の「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」。

鈴木法律事務所内の危機管理チームの弁護士氷見 江(竹内結子)と与田知恵(水川あさみ)をメインに、法廷で戦うドラマではなく、スキャンダルを主に取り扱って危機から救うというストーリーです。

主なキャスト

 

第9話ゲスト

山田明郷山崎紘菜小野武彦

 

あらすじ

路上で倒れて死んでいる人を氷見は見ている。周りに人が集まり、やがて警察へと連れていかれ、釈放された後に鈴木にスカウトされる。それが五年前の話だった。

吾妻の複数のスキャンダルが騒がれ、その一つである不倫スキャンダルの相手が氷見であることがわかる。弁護士事務所には鳴り止まない電話がひっきりなしにかかってきて、その対応に追われていると与田が氷見はどうしたと鈴木にたずねる。すると氷見が事務所を辞めたことを知らされ、その後直ぐにクライアントとして吾妻から依頼が入る。氷見がいない状態で、与田が主導して依頼を進めていく。

そして与田は東堂に氷見のことを聞きに行き、氷見は事務所を辞めていることと、他の情報を教えることを条件に氷見の過去のスクラップ記事を借りる。そこに書かれている記事を読んでいくうちに、五年前に事故死をした男性の殺害容疑が氷見にかかっていたことが分かった。

 

見どころと感想

 

 世の中に出回っているゴシップや事件は、もはや操作されているのではないかと、思わせる展開でした。本当に掘り下げられたら困る事を潰すように、唐突に一気に拡散される情報の数々。ネットは正義を振りかざして執拗に加害者を追い詰め、ネット外ではマスコミが印象操作をする。散々騒いでいたのに急に続報がなくなるニュースや、突然入る大きな芸能ニュースなど、実は何の理由もないのかもしれませんが、疑いの目で見てしまいたくなります。

 

所々にある面白いシーンとしては、藤枝が帰国してお土産をそれぞれに配るシーンや、アドリブなのかわかりませんが、鈴木と与田が話すシーンで「氷見さんと与田さんだってさいいコンビだったじゃん。例えるならほらあの… ダブル浅野…」と言ったりしていました。因みにどっちがどっちと想定しているのでしょうか?ちなみにそのW浅野が出ていたドラマ「抱きしめたい!」は、昔この枠でやっていました。

それと、この番組内に入るワイドショー的な番組があるのですが、毎回コメンテーターが誰をモデルにしているのか、何となく分かる風体で出てくるのも面白いです。

 

展開予想

予告で見る限りでは法廷での話になるようです。氷見が何を隠し持っているのか?恐らくはシンクタンクと党の繋がりで、それが議員を追い詰めるような内容であるとは思います。最終的にはきっと丸く収まる気はしますが、どんな形で終わるのか、氷見は事務所にまた戻ってくるのか?そこら辺が気になるところです。

 

Check

氷見と与田はW浅野。by鈴木