つれづれテレビ

相棒17 最終回 新世界から来た勇者ヨシヒコ

今日で最終回の相棒ですが、放送時間を拡大して2時間で放送されました。今後もシリーズが続くと思われますが、何か大きな変換はあるのでしょうか?

 

「相棒」概要

テレビ朝日系列水曜21時に放映している「相棒」。

警視庁特命係の杉下右京と冠城亘の二人のコンビが、些細な証拠や違和感から推理を巡らせて犯人を追い詰めていくストーリーとなっています。

主なキャスト

 

第20話ゲスト

中原丈雄・渕野右登・小木茂光大浦龍宇一八木優希

 

あらすじ

 遺伝子工学の権威である教授が殺された。捜査一課の伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)が捜査をしにいくと、先に特命係の右京(水谷豊)と冠城(反町隆史)が、助教授の八木橋大浦龍宇一)に聞き込みをしていた。そこにラベルのない箱が置いてあり、それを開けようとするが、危険物の可能性があると右京が指摘する。中には硫化水素系有毒ガスが入っていた。
その現場に落ちていたバッジを調べると、「楽園の扉」という教団のものだとわかった。楽園の扉は反科学思想の団体で、過去に代表の阿藤(小木茂光)は逮捕されていた。


シンポジウムの日に、大学に出入りをする防犯カメラを調べると、大きなカバンを持っていた男女が目にとまる。そのカバンには「AKAGI MART」という群馬のスーパーのロゴが入っていた。行きには入っていた荷物が、帰る時には空っぽだった。
その男女が何者かシンポジウムの参加者の名簿を調べると、群馬からの参加者である成瀬真一郎(渕野右登)と水原美波(八木優希)という二人の名前がわかった。その名前に引っ掛かりを覚えた右京は、鷺宮栄一(中原丈雄という作家の元へと向かう。


その作家が20年前に書いた「沈む天体」という小説は、パンデミックが起こり世界中が滅亡に向かうという話だった。その物語の少年と少女の名前が成瀬真一郎と水原美波という名前だった。鷺宮にその二人のことを聞いても知らないと答える。
右京は楽園の扉のホームページにあった主張が、「沈む天体」の主人公の言葉に似ていると指摘する。楽園の扉と関係があるのではないかと問うと、冠城が柱にかかっていた写真を見る。そこには阿藤が写っていた。
かつて阿藤と鷺宮は同じ大学の研究室にいた。研究室を辞めたあと、ガイアパブリックというIT企業に一緒に勤めていたこともわかる。
すると、青木(浅利陽介)から電話が入り、謎の二人が三ヶ月前に群馬県の山中で倒れていたところを保護されていたことがわかった。


右京と冠城はその二人を預かっている診療所へと向かう。そこにいた二人に話を聞くが、記憶喪失だという。そこで防犯カメラの写真を見せ、カバンの中身はなんだったのかを問う。本などが入っていたと答える二人だった。
そこへ捜査一課の二人が来て、取調べに連れて行ってしまう。残った右京と冠城はあの二人について診療所の人たちに話を聞く。最初のころは時々変なことを言っていたという二人、何を言っていたかと問うと「このままじゃ世界が滅びる」と言っていたことがわかる。


山の中で倒れていたのはなぜか?行方不明届けが出ていないのはなぜか?記憶喪失は本当なのか?「世界が滅びる」とはどういうことなのか?右京と冠城の二人で謎解きが始まる。

 

見どころと感想

最初、本当に「未来人」だったら困りましたが、相棒ではさすがにそれはなく安心しました。
しかし、実際にこのような生活をしている人が、広い国土のアメリカにはいたりします。狭い日本で誰にも見つからずにこの生活をするには、さすがに難しいんじゃないかなとは思いますが、なかなか面白い設定でした。
ただ、その生活している人たちが、なぜか勇者ヨシヒコのような格好なのが、気になりました。

 

その他のレギュラーメンバーもそれぞれいい見せ場がありました。伊丹刑事がアンプルをキャッチするも、割れてしまい隔離されてしまいます。弱気になる芹沢を「馬鹿野郎、殺人犯捕まえるまで死ねるかよ」と励ましたり、尋問中に「たった一人の女のためにお前は…世界中の人々を殺そうとしたんだぞ!」と、怒ったりするシーンは格好良かったです。
中園参事官と内村刑事部長のやりとりも良かったです。ガイアパブリックへの突入をためらう中園参事官を制し、内村刑事部長が「杉下に賭けるしかない」といって許可します。責任は中園参事官に押しつけ、腹をくくった参事官が犯人からの電話に毅然と対応するのは良かったです。
また、パンデミックを隠蔽しようとする衣笠警視庁副総監に、素直に応じているような対応をするが、サラリとバラす社広報課長も彼女らしくて良かったです。
 

最後のシーンで、花の里がなくて寂しいという冠城に、そうですねと応じる右京さんとの会話に、改めて花の里はなくなってしまったんだなぁ、と思いました。

まとめ

今日で相棒も終わりですが、またシーズン18をやると思います。花の里の代わりに誰かが、何かしらのポジションにつくのか?初回の話で登場するとは限りませんが、誰かしら補充しそうな予感はあります。マンネリといえばマンネリですが、やはり相棒の安定感は抜群でした。

 

今回のいいセリフ

自分の手でより良きものに変えていこうとするのが、この世界に生きている我々の使命だと思いますがねぇ。