つれづれテレビ

イノセンス 冤罪弁護士 9話 秋保と黒川の別れと和倉の運命は?

 

次週最終回なので今週は来週との二話完結となっています。11年前に起きた秋保の妹殺害事件と同じ状況の事件が起きます。真相に果たしてたどりつけるのか?それでは見ていってみましょう。

 

 

イノセンス 冤罪弁護士」概要

日本テレビ系列土曜22時「土曜ドラマ」枠で放映している「イノセンス 冤罪弁護士」。

冤罪事件を主に扱う弁護士が、大掛かりな実証実験をすることで無実を証明し、99.9%の壁に立ち向かっていくストーリーとなっています。登場人物の苗字がみんな温泉な共通点があります。

主なキャスト

 

第9話ゲスト

榊原郁恵・坂本真鈴之助

 

あらすじ

11年前に起きた秋保の妹が死亡した事件と同じ状況の遺体が発見される。逮捕されたのは富士田順平という男だった。黒川と和倉の二人は容疑者である富士田に会いに行く。11年前に神奈川に住んでいたという富士田に対し、その時何をしていたかアリバイを黒川はたずねる。当然何も覚えていないと怒る富士田に、黒川は11年前の事件を調べたいから弁護を受けると答えた。

この事件には4つの可能性があると黒川は言う。1つ目の可能性は単なる偶然、2つ目の可能性は模倣犯、3つ目の可能性は富士田が犯人、4つ目の可能性は別に真犯人がいて罪を着せたということだった。

一人で考えたいという黒川を残し、和倉は事務所に戻る。すると、黒川の母である麗が来ていた。麗の相手を和倉に押し付けて、他の人たちはみな自分の仕事に戻ろうとする。黒川の部屋を見たいという麗と一緒に和倉は部屋に行き、帰り際、麗は和倉に向かって「あの子が苦しんでいる時支えてあげてください」と言い残す。

黒川が遅くに事務所に戻って来ると、和倉もまだ事務所に残っていた。黒川の話を聞くという和倉に、黒川は浅間先輩が無罪であって欲しいと、弁護士としては問題のある考えがあることを告げる。そんな黒川に和倉は今目の前の事件を解決すれば、11年前の事件も解決する可能性があると告げて励ます。

その頃、秋保は黒川の父である真と会っていた。検察直轄の捜査機関を立ち上げることを伝え、その主要メンバーとして秋保に参加して欲しいと告げるのだった。

 

見どころと感想

 被害者遺族と加害者の友人という、複雑な関係が今回のポイントとなります。
黒川は浅間の無実を願い、秋保はやり場のない感情をぶつける対象が必要でした。その二人が今まで「科学的証拠を探す」という、感情を一切排除した状況であったからこそ、辛うじて共にいられたのだと分かります。
と、いいますか、秋保は黒川パパから、「極秘資料」と言われていた内容を怒りながらペラペラ喋ります。さすがにそれは喋ったらマズいんじゃないか、秋保。

見どころとしては、一つは黒川と和倉の距離が縮まります。最初の頃の和倉は大声でわめくだけのキャラでしたが、黒川ママからお願いされたからかわかりませんが、お母さんのようになります。さらには、黒川の身代わりにまでなってしまいます。愛のパワーなのでしょうか、ちょっとそこまではまだわかりません。
そんな黒川と和倉と一緒に、茨城に検証に向かう石和が、ビックリした際、黒川の腕をぎゅっと握ったりしているのが面白かったです。

あと真犯人に繋がるかもと言われた、秋保の妹のブログに書かれていたハンドルネームと富士田のフォロワーのハンドルネームが一緒という件ですが、他人に罪をなすりつけれるような、用意周到な人が11年間ずっと同じハンドルネームだったのかとちょっと思いました。

一番の見どころは「♪とき~には~」が入る瞬間です。このラスト近くの秋保と黒川が裁判所の外で擦れ違うシーンがスローモーションになり、エンディングの曲が始まります。このシーンは音楽の効果もあってとてもいいです。エンディングはイントロがなく歌う声から入るタイプの曲の場合、大体いい感じで入ってくるドラマが多いです。

展開予想

予告ではみんながみんな感情丸出しなような感じに見えましたが、ちゃんと科学的根拠を元に真実に向かっていくという話であって欲しいと思います。最後が感情論で終わってしまうことだけは避けて欲しいです。
 
今回のいいセリフ

お前は死体の冷たさを知らない。