トレース ~科捜研の男~ 11話 千原ジュニアがヤバ過ぎる
今回が最終回のトレースです。家族を殺した犯人、姉のお腹の子の父親とは一体誰なのか?犯人がわかったとしても果たして逮捕できるのか?それでは見ていってみましょう。
「トレース ~科捜研の男~ 」概要
フジテレビ系列月曜21時「月9」枠で放映している「トレース ~科捜研の男~」。
科学捜査で得た証拠を重視する科捜研所属の真野礼二と、勘や主観といった非科学的なものをメインに捜査する虎丸良平が、対立しながらも解決していくストーリー。
主なキャスト
- 錦戸亮(真野礼二)
- 新木優子(沢口ノンナ)
- 山崎樹範(相楽一臣)
- 岡崎紗絵(水沢英里)
- 矢本悠馬(猪瀬祐人)
- 加藤虎ノ介(沖田 徹)
- 山谷花純(沢口カンナ)
- 小雪(海塚律子)
- 遠山俊也(市原 浩)
- 篠井英介(江波清志)
- 千原ジュニア(壇 浩輝)
- 船越英一郎(虎丸良平)
第11話ゲスト
萩原聖人・倉悠貴・夏子
あらすじ
佐保(袴田吉彦)のDNAを採取しに向かった真野(錦戸 亮)と早川(萩原聖人)だったが、佐保は爆発事故で死んでしまう。そこで心臓血を調べてDNA鑑定をしてみたが、姉の胎児との親子関係は不一致だった。佐保の死亡現場に臨場した真野は、調べていくうちにガスの元栓付近に残った手袋の破片を見つける。そこについていた皮膚片を調べると、武蔵野一家殺人事件の軍手のDNAと一致した。すなわち、佐保を殺した犯人と、姉のお腹の父親は同じ犯人であるということがわかる。
改めて姉の交友関係を洗う真野たち。聞き込みを続けていくと浮かび上がる別の高校の生徒がいた。その高校に行って卒業アルバムで探していくと、そこには刑事部長の壇(千原ジュニア)の名前があった。
やがて科捜研に刑事部長の壇が現れ、その場でDNAキットを使い自ら採取したものを真野に差し出す。それを鑑定してみたところ、胎児との親子関係は不一致だった。
見どころと感想
真実を全て知った上で、真野はどうするのか?というのが一番のポイントだったと思います。
壇は何一つ証拠もなければ、自ら手も下していません。裁くことができない状況です。それをわかっていて壇は真野に拳銃を渡します。真野が苦しむ顔を見るのが楽しいようです。
結局、真野は撃つことができず、壇は早川に刺されてしまいます。さらに真野はそんな二人を救急車を呼んで助けます。
後に虎丸になぜ二人を助けたのか?と問われた真野は、先に進みたいから助けたといいます。二人を殺してしまったら、二度と前に進めない気がしたから助けた。と答えます。
壇や早川とは違い、自分は感情や欲望で人を殺したりはしない。そういっているような真野でした。
見どころとしては、千原ジュニアさんのサイコパスな演技でしょうか。最終回まで全くセリフらしいセリフを言ってなかった壇が、ここに来て爆発します。
DNAを提出する際のあの異常なシーンは、なかなかにヤバいです。また動機もなんとも妙なといいますか、サディスティックな欲求かつ「可愛い子ほどイジメたくなる」理論なのでしょうか。
高校生時代の壇の役をやっていた彼も、同じようにサイコパスな演技で魅せてくれました。萩原聖人さんも負けじと魅せてくれます。鬱屈した状態に耐える聖人、そこからの逆ギレはもはや職人芸です。
その三人が良い演技といいますか、ぶっ飛んだ演技をしてくれちゃったお陰で、残念ながらレギュラーメンバーの存在感が非常に薄く感じました。
また、ノンナと真野の関係が何か進展があるのかと思いきや、特に何もなく終わります。
まとめ
お前なんて…生きてようが死んでようが同じだよ。殺す価値もねえよ。