つれづれテレビ

メゾン・ド・ポリス 8話 盗聴タップの電源はどこから?

ひよりとオジ様達の掛け合いが面白いこのドラマ。今回はどんなやりとりを見せてくれるでしょうか。物語も佳境に向かっているので、少々殺伐としていますが見ていきましょう。

 

 

「メゾン・ド・ポリス」概要

TBS系列金曜10時「金曜ドラマ」枠で放映している「メゾン・ド・ポリス」。

新米刑事のひよりが「メゾン・ド・ポリス」という名の元警察官達が住むシェアハウスへ行き、一緒に事件を解決していくストーリーです。

主なキャスト

 

第8話ゲスト

萩野友里・東風万智子・住田萌乃

 

あらすじ

メゾンドポリスに桃香(住田萌乃)という少女がやってきて、おじいちゃんがオレオレ詐欺に引っ掛かったから助けて欲しいとの依頼だった。すると謎の荷物が届き、中を開けてみると、そこにはスマホが数台入っていた。
かかってきた電話を取ると、別のスマホに写し出されたのは頭から血が出てる藤堂の写真だった。犯人の要求は1億だった。しかし、その場から1分以上離れてはならない。そして外に出ては行けない。電話線を抜き、ルーターの線も抜けと指示される。外部との接触を一切封じられた状況、残り時間が30分と少ない中、どうやって1億を手に入れる?と犯人に問うと、それは室内にあると言う。


呼び鈴が鳴って見に行くとひよりが美砂(萩野友里)と共に来た。1分以上離れてはいけないため、二人を部屋の中に連れてくることにする。1億のものとは何かと考えても、室内にそんなに高価なものはない。犯人いわくそれは情報だという。
桃香が携帯を見せて連絡が取れることをアピール、それに乗ってみなで小芝居をして彼女の元へ移動をする。警察にかけたくても、子供の携帯は母親にしか繋がらず、ひよりが代表して電話を母親にかける。事情を理解した母親は、警察に電話をするといって切る。藤堂の写真の背景に移っていた窓から、迫田が監禁場所を特定する。

 

そこで夏目が知恵を働かせて、軽いボヤを起こす。消火器でそれを鎮火しているその隙に、夏目は藤堂の部屋へ向かう。すると桃香の携帯に着信があり、犯人からの電話だった。更に母親が捕まってしまったことがわかる。電話口で銃声が聞こえ、その後藤堂が死んでいる写真が送られてくる。
高遠建設に関する資料を出せと言われ、ひよりと美砂が激しく詰め寄る。伊達が名乗り出て引き出しから資料を持ってくる。そして「私がずっと集めていたもの」と言いながら、一ページずつめくって見せる。(この時点で残り時間は1分)そのファイルは警察資料と雑誌や新聞の切り抜きだけだった。それ以上のものがあるはずだと言うも無いと言う伊達。そうこうしている内にタイムリミットが近づき、伊達は電話口に向かって言う。館林真琴(東風万智子)さんでしょう?と。藤堂の講演会の参加票に名前があったことと、二人が来たとき電話口からバロンの声が聞こえたので、犯人がそう遠くない場所にいると察したのだった。桃香の母親である真琴はフリージャーナリストで、高遠建設の事件をずっと追っていたのだ。

 

彼女が主犯ではないだろうと考えるメンバー、そしてひよりが犯人で美砂も共犯だと告げる。ひよりは告白をする。美砂に会いに行くと、会って欲しい人がいると言われて真琴を紹介される。夏目は部長の死因に疑念を持っており、殺人ではないかと疑っていたと聞かされる。夏目が最初は関わっていると思ったが、そうではなかったとひよりは気付く。
警察の天下り先である高遠建設は、悪事を隠蔽している可能性がある。そこに伊達がかつていたことがわかる。だから、伊達は知っているはずだと思い、この狂言誘拐をしたとひよりは告白する。なぜこんなやり方をと、他のメンバーに言われるひより。すると、美砂が余命宣告を受けていて時間がないことを明かすのだった。


刑事部長だったころひよりの父が不審死したが、証拠が見つからず事故扱いとなってしまった。それを気になっていた伊達は、高遠建設へ天下って調べようとした。だが、何も掴めなかったと伊達は告げるがひよりは信じない。
戸棚に何かを隠しているじゃないかと問い詰めるひより、渋々開けるとそこにはひな人形があった。ひよりに贈るため、メンバーみんなでお金を出し合って買ったものだったのだ。
更に伊達は告げる。夏目をメゾン・ド・ポリスに呼んだ理由は彼なら見つけてくれると思ったからだと、ひよりも同じ理由でここに呼んだと。このメンバーなら真相解明ができると思って集めたメンバーだと。
しかしひよりは信じられず「最初に会ったとき、人を疑えって言ったのはみなさんじゃないですか」と言ってその場を出ていってしまう。

 

見どころと感想

メゾン・ド・ポリスのメンバーがなぜ集められたのか、その理由が今回分かります。全てはかつてひよりの父が勤めていた、高遠建設の疑惑を調べるためのメンバーだったのです。

そしてもう一つ、草介の正体も分かります。なぜ盗聴をしているのか、その理由も置かれた立場上のことです。ひよりが誰を信じていいのか分からない状況で、走馬灯のように過去回のオジ様達とのシーンがぐるぐる巡ります。まるで、ひよりが余命宣告されていたんじゃないかというぐらいに。

今回一番気になったところは、盗聴器のタップに向かって話すひよりです。この手の盗聴器の場合、盗聴が出来るのは壁や他のタップに刺さって電源を得ているからであり、抜くと通電せずに盗聴自体できなくなりそうなタイプのものに見えました。それを抜いて中身をむき出しにし、盗聴のマイクへ向かって話すひより。しかし、このシーンは今回の話の中ですごくいいシーンでして、そんなことが気になりさえしなければもっと感動出来たのではないかと、しみじみ思いました。

 

展開予想

当然、高遠建設と警察の癒着問題について掘り下げていくと思われます。なぜこの建設会社は不審死が多いのか?また、真相を掴んだとしても、暴いて逮捕することが出来るのか?来週の予告を見る限り、新たな登場人物が鍵を握ると思われます。
 
今回のいいセリフ

私はメゾン・ド・ポリスのリーダーでもあります。だからやっぱり、仲間を信じます。あの人たちと一緒に、必ず事件の真相を突き止めますから。