つれづれテレビ

刑事ゼロ 9話 タロットカードに込められた意味は?

 

 ラス前となる第9話は、時矢が記憶喪失になった初回の犯人の話となります。そもそもあの犯人ってどんな犯罪をしたのでしょうか?それでは見てみましょう。

 

「刑事ゼロ」概要

テレビ朝日系列木曜21時「木曜ミステリー」枠で放映中の「刑事ゼロ」。

記憶喪失になった時矢暦彦(沢村一樹)が、相棒の佐相智佳(瀧本美織)と一緒に事件を解決していくストーリーとなっています。

主なキャスト

 

第9話ゲスト

高橋光臣今野浩喜・粟島瑞丸・南 果歩

 

あらすじ

河川敷で見つかった遺体は変わった状況で発見された。マネキン二体と一緒に死んでいた遺体のそばには、逆さ文字で「THE LOVERS」と書かれていた。それはかつて時矢が捕まえた犯人である能見が犯した事件と同じ、タロットカードの絵柄になぞらえて殺されていたのものだった。時矢はその能見を追いかけた際、ビルから転落した結果、記憶喪失になってしまった。

能見が起こした事件は、一人目は戦車、二人目は女帝、三人目は吊るされた男に見立てて殺されていた。しかし、逮捕された現在は拘留中の状態で事件を起こすことはできないはず。時矢は佐相と共に能見に会いに行くことにする。

 

 

見どころと感想

 

 次回が最終回ということで、今回は次回の序章のようになっています。能美の起こした犯罪とはなんだったのか?あの時、時矢はなぜ能美を追いかけていたのか?そんな感じの謎が今回はわかります。佐相とのやりとりは相変わらずですが、以前よりも時矢のことを頑張ってフォローしてくれてるような気がするのは、前回の話があったからでしょうか。

 

タロットカードにはそれぞれ番号が振られています。このドラマのタイトルは刑事ゼロ、タロットカードの番号ゼロは「愚者」です。

愚者の正位置の意味は自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才などで、逆位置だと軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性などになるそうです。

また、愚者のカードの絵柄は派手な衣装を身にまとい、右手に袋のようなものがついた棒を肩に担いでいます。そして足元には犬がいます。仮に時矢がゼロの愚者だとすれば、足元にいる犬は佐相?

 

この刑事ゼロの脚本は戸田山雅司さんという方で、「相棒」や草なぎ剛主演の「スペシャリスト」というドラマをやっていた人です。その繋がりなのか、姉小路さんこと南果歩さんが今回はゲスト出演しています。

戸田山さんが書いている回は、割と凝った犯罪になる傾向があります。どこかで見たことあるような雰囲気もするタロットカードの見立て殺人ですが、殺害された人物一つ一つにその意味を持たせているところや、犯人がなぜその人物をチョイスしたのかという理由まで、ちゃんと丁寧に描かれているところが良かったです。夜20時から放送のドラマなので、残酷な描写とかは放送できないと思いますが、海外ドラマの「クリミナルマインド」あたりを彷彿とさせます。

 

展開予想

来週が最終回となります。展開の予想としては、ちょっと予告で見えちゃっているのでなんですが、今回の事件を操っている人物と思われた人は、実は別の人物に操られていて……という展開までは読めます。あとは視聴率がわりと良かったみたいなので、続編も考えているんじゃないかと勝手に推測しています。なので、死亡とか記憶が完全に戻って前の時矢に戻るというのはないのかも?

 

Check

タロットカードのゼロは「愚者」