後妻業 7話 島津ゆたかの「ホテル」を知ってる?
二人の木村の掛け合いが面白いドラマですが、物語も終盤に差し掛かってきて、色恋沙汰がごちゃごちゃしてきました。誰が誰とどうなるのか?見ていってみましょう。
「後妻業」概要
フジテレビ系列火曜21時に放映している「後妻業」。
年老いた独身男性と結婚して、その遺産を貰うことを生業としている小夜子と一緒に組む結婚相談所の柏木。小夜子の結婚相手の娘である朋美は探偵の本多と組んで、遺産を守るべく二人と戦うストーリー。
主なキャスト
- 木村佳乃(武内小夜子)
- 高橋克典(柏木亨)
- 木村多江(中瀬朋美)
- 葉山奨之(黒澤博司)
- 長谷川朝晴(佐藤志郎)
- 篠田麻里子(三好繭美)
- 平山祐介(橋口健太郎)
- 田中道子(山本絵美里)
- 河本準一(新井欽司)
- 濱田マリ(西木尚子)
- とよた真帆(瀬川頼子)
- 泉谷しげる(中瀬耕造)
- 伊原剛志(本多芳則)
原作:「後妻業」黒川博行(文春文庫刊)
第7話ゲスト
中条きよし・麿赤兒
あらすじ
柏木に会った朋美はあなたは殺しに関わっていない、小夜子の単独犯ということにしないかと持ちかける。それで手を打つといい、小夜子よりも自分と組まないかと告げるが、柏木は笑い飛ばしてこっち側の人間じゃないのだから、これ以上関わらないほうがいいと諭す。
朋美は本多から笹島が死因は練炭での一酸化炭素中毒だと知らされ、小夜子の最初の夫の死因と同じことに気付き怪しむ。本多は朋美にマスコミへ写真や資料をつきつけるぞと、小夜子を脅すことを持ちかける。だが、朋美は遺産よりも小夜子が世間に晒され叩かれることを望みだす。しかし、本多に当初の目的である遺産の件を片付けて終わりにしたほうがいいと言う。
小夜子と朋美と本多の三人で喫茶店で話し合いをするが、早速小夜子は二人の仲を不倫だと茶化しだす。それに頭にきた朋美は口論となるが、本多に止められて取り合えずは話し合いをする。小夜子に笹島の死因が最初の夫と同じことを指摘し、短期間に何人もの男性と結婚していることも指摘し、「後妻業」をしているんだろうと迫る。小夜子は当初、ふざけた調子でかわしていたが、民事告訴で争うと言われ更には記者会見も開くと言われ「考えさせて」といって喫茶店を後にする。
柏木に朋美たちと会った際、録音していたボイスレコーダーを聞かせる小夜子。それを聞いた柏木は二人が本気であることを悟る。しかし小夜子は自分が逮捕されたら、遺産を取れなくなると言うも、柏木は朋美が「小夜子に負けたくない」といっていたことを教え、もはや理性ではなく感情的になっているという。危機感を覚えている柏木をよそに、小夜子は舟山とのデートに心躍らせて柏木に丸投げして作戦を考えない。仕方なく柏木が直接朋美に電話をかけて呼び出すことに、ただし探偵は同伴不可で一人で来るようにと告げるのだった。
見どころと感想
ちょこちょこ、色々進展します。まずは朋美とパートナーの関係です。あのパートナーが出張という名の会社の子との旅行から帰って来て、二人で話し合いをします。また、小夜子と舟山の関係や、小夜子の息子も自分の存在を認識します。さらに、朋美と柏木も接点が生まれます。
そして笹山の人生の終わり方。小夜子が近付くどの老人にも共通しているのが、子供たちは全く寄り付かず孤独な日々を送っている人です。そこへ小夜子がやってきて、動機は不純ですが心の隙間を埋めてくれます。もはや騙されているとわかっていても、この人と一緒にいたいと思い始める人がいるのも分かります。
似非関西弁だつまらないコメディだなんだと言われているこのドラマですが、やっぱり木村多江さんが木村佳乃さんと口論になるシーンが、見どころだと自分は思います。なぜなら、木村多江さんが非常に可愛らしく感じられるからです。ムキになってまくし立てる彼女の演技は、新たな木村多江さんの魅力を見せてくれます。
今回は島津ゆたか氏の「ホテル」という曲を持ち出して口論します。この歌の歌詞はいわゆる不倫の歌なんで、朋美と本多の関係を茶化して小夜子は歌いますが、小夜子が柏木に対して抱く願望のようでもあります。
以前あった同じ東海テレビが制作していた昼の帯ドラマ枠が今もあったら、このドラマはその枠で放送されていたかもしれないと思う雰囲気のドラマです。ベタな展開をベタな演出で「待ってました」という感じで楽しむ、そんなドラマもそれはそれで面白いです。
結論:常にこのドラマの一番の見どころは、エンディングで「冬の花」がかかるシーン。
展開予想
来週から最終章突入だそうです。予告で結構見せてしまっているので、展開はある程度読めるといえば読めてしまいます。一番の見どころは恐らく柏木と小夜子がようやく一緒になれるシーンなのかなと思います。
小夜子さんに、あの人に負けたくない。
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